{片手側|一部分}だけのハンドルカバーをつくった

TL;DR

インプくんのステアリングホイールのスポーク右側のあたりの革がベロベロになってしまったので、その部分だけを覆うカバーをつくりました。

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左: ボロボロステアリング, 右: カバー縫ったあと

経緯

ハンドルカバーつけたくなさと、革がボロボロのステアリング握る悲しさを天秤にかけると、ボロボロになっている部分だけのカバーがほしくなってきます。 でもamazonとかで探すと売ってないんですよね。Googleで探すと「ネットで買った」って言ってる方*1がいらっしゃるんですが、どこで売っているのかはさっぱりわからない…。 ということでつくることにしました。

つくりかた

用意するもの

  1. ハンドルカバー
    amazonで探すと縫うタイプの革ハンドルカバーがたくさん売っているので、適当に買います。今回はこれ

    を買いました。 レザークラフトには専用の針と、蝋を塗った糸が必要になるのですが、たいていの縫うタイプの革ハンドルカバーにはついてきます。便利ですね。

  2. 道具
    とくべつに必要になるのは次の3つだけだと思います。

    • 菱目打ち(いちばん左)
    • ゴム板
    • ホビー用カンナ

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とくべつに必要な道具たち
そのほかはハンマー、カッター、カッター板、ライターなど、どこのご家庭にもある道具だけで十分です。

手順

  1. 切る
    カバーしたいサイズに合わせて切断します f:id:Nasupl:20190804164034j:plain

  2. 漉く
    革の厚さを薄くする作業です。革の端面は切りっぱなしだといまいちなので、この後端っこを折り返して縫い付けるのですが、そのままの革の厚さだと厚くて大変縫いづらいです。 ほんとうは専用の道具があるようなのですが、とても高いので今回はカンナを使います。 最初はただ革がボロボロになるだけに見えますが、30分くらいずっとやってると半分くらいの薄さになります。

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    漉いた後

  3. へり返しのために縫い目を開ける
    革は布と違って針で直接縫えません(硬いので)。そこで、事前に菱目打ちで縫い目を開けてその穴に針を通していきます。 こんな感じです。youtu.be

  4. へり返しを縫う
    開けた縫い目に沿って縫います。縫い方は次の動画が参考になります。 youtu.be 縫い終わりは返し縫いという縫い方をします。次の動画が参考になります。 youtu.be 切った後はライターで処理すると、糸についた蝋が溶けていい感じに処理できます。

  5. ハンドルに縫い付ける
    ハンドルに縫い付けていきます。スポークにかかる場合はスポークの前後で分けて縫います。ベースボールステッチという縫い方をするときれいにできると思います。次の動画が参考になります。 youtu.be

  6. 完成!
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おわりに

案外簡単にできた!みんなも試してね!